秘伝の薬

 先日、作畑地区内を歩いていて、小さな御社に出会いました。
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いつも、この御社を見ていたのですが、そこにあるのに当たり前になってしまっていて、これが一体何であるのか気にとめていませんでした。
 先日、ようやく「この御社ってなんなんやろう?」と思うようになり、早速、地域の方に聞きに行きました。


 これのうち、右側の社は作畑地区のHさん宅の「まつり神様」で、その家に昔から伝わる神さまです。
もう一つ、手前にある祠は、同じHさん宅で昔、客死したお坊さん(だったと思う)をお祭りしたものだそうです。
このお坊さんは、旅の途中に作畑に寄られたそうなのですが、病気になりHさんのご先祖様が、お世話したそうです。そのお坊さんは、そのお礼に「秘伝のリウマチの薬の作り方」を教えられたそうです。
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 その薬は、秘伝ですので、詳しくは教えたいただけませんでしたが、大根の葉っぱを干したものに漢方薬やその他いろんなものを混ぜたもののだそうです。Hさん曰く「はったい粉(大麦を炒ってひいた粉)」のようなものだそうです。
袋には、今の代で「21世」と書いてあったので、だいぶ昔からその秘伝の薬の作り方は伝わっているそうです。
 また、この薬のパッケージですが、昔からこのデザインだったそうです。(現在は普通紙に印刷してありますが、昔は和紙だったそうです)

 
この薬にお世話になりたくはないですが、一度は飲んでみたいものです・・・。



薬袋の裏側には
(服用の心得) 此薬を服用するには其日の朝より茶、塩気等を忌食し白粥のみを食し太陽没頃に服用すべし
(用法) 袋の中にある干菜に水壱合五勺を入れ壱合以内に煎じ詰其煎じ汁に散薬を混合して服用す
(服用語の攝生) 服用後直に寝所に入り身躰の温暖なる様にして就眠すれば再三下痢を催す。翌朝に到りて効果ある下痢止まぬ時は味噌汁を食すれば下痢止まる。其日は普通の如く塩気を食し又其翌日に服用。但本剤は隔日に服用するものなり
(用法分量) 大人は壱剤を壱度に用い十五歳以下七歳以上は二分の一を用ゆ若し病の軽重により三四日を経て其効を見ざれは前記の如くに再三服すべし
(毒忌) 酒。餅。さば。芋。牛蒡。蒟蒻。其他膏の濃き魚類を一週間食ふべからず
とありました。現在は一袋2000円ぐらいだそうです。
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by deity_river | 2009-05-09 21:35 | いいつたえ

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