2010年 03月 21日
木馬(きんま)の見学
想像していたよりはずっと小さかったです。
祖父の木馬引きの写真を見て、とっても大きな木を運んでいてので、大きな木が乗るくらい大きなものだと思っていました。
しかし、よく考えてみると、木馬を引くためには、木馬を山の上まで持っていかなければなりません。
担いで持ってあがるのに、大きすぎたら一人で運べません。
木馬は思ったより小さいですが、樫の木でできているので、きっと重いと思います。
木馬を引いていた祖父に、この写真を見せながら「木馬の引き方」を教えてもらいました。
木馬に木を載せるときに一本だけ突き出してくくり、その一本突き出したところにワイヤーを巻きつける。
ブレーキをかけるときはワイヤーをグルグル巻きつけて、早く下ろしたい時はワイヤーをはずして緩める。ちなみに木馬を引く人は木馬よりも前の位置にいる。
もし、ブレーキが効かなくなって敷かれると思ったときにはワイヤーをはなして、木馬をこかして止めるそうです。
説明聞いて、引く様子はなんとなく想像できましたが、ブレーキのかけ方とスピードの出し方の意味がよく分かりません。とにかく、経験と技術が要ることと非常に危険な仕事であることはよく分かりました。
木馬を見学させて頂いたおうちは、昔、白口地区の三菱の山を管理されておられたので、切り出した「木につける刻印」も木馬に引っ掛けてありました。
左に「三菱のマーク」、右に姓の頭文字「サ」を確認することが出来ました。
ぜひ、この貴重な資料である木馬をずっと大事に保存していただきたいです。
by deity_river
| 2010-03-21 19:49
| しごと