青倉参り

 台所で片づけをしていたら、ふと、わきにあった瓶に目が入りました。
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瓶には「青倉神社のお水」と書かれています。

 これは去年、祖父母が朝来市にある青倉神社へお参りに行った時にお水を汲んできたものです。
そういえば、白口集落のお母さんから「歩いて山を越えて、青草さんへ水を汲みに行った」というお話を伺ったことあります。
白口のお母さんが、行ったなら、祖父も昔、歩いてお水をもらいにいったのでは?と思い、さっそく聞いてみました。

本当に祖父は若い時に同い年くらいの友達と青倉さんへ水をもらいに行ったことがあるそうです。
しかも、往復歩きなのに、日帰りでいったそうです。

作畑から青倉さんへお参りに行くには
作畑の吹上から青草峠という峠を越えて、朝来市生野町との境なる尾根へ行きます。尾根を歩かずに北向きに斜面をまっすぐ降りると「七曲の道」という道に出て、菅町(今は上生野ダムになり、キャンプ場しかありません)というところへ降りてくるそうです。そこから、黒川集落をぬけて、今は黒川ダムになっているところを通って、青倉さんへ行ったそうです。

ちなみに、北隣の新田地域の方が青倉さんへお参りにいくのは
新田の集落から北に続く道を進んで、生野町の「めはた(梅ヶ畑)」へ抜け、高路集落→黒川集落→青倉さんへ行くルートだったそうです。

 「青草峠から七曲の道」コースを生野側から歩いたことのあるきゅうちゃんは、「すごい道やった。ともちゃんは行けへんと思う」と言っていました。祖父の話でも、「今は、道がずってもとー(崩れてしまっている)やろ」とのことです。


「ほんまに青倉さんのお水って目にきくん?」と疑い深く聞いた私に、祖父は「わしのおやじの千代蔵さん(私から見ると曽祖父)は、疲れなんか一時期、目が見えへんようになってもたんや。やけどな、青倉さんに1ヶ月こもって拝んどったら、目が見えるようになったんや。」と教えてくれました。本当に青倉さんは「目の神さま」みたいです。

祖母は、毎朝、この水で目を洗っているそうです。
不思議なことに、普通の「寒」以外の水は保存しておくと腐るのに、青倉さんのお水は去年の春にとったのものでも腐らないみたいです。

祖父母は毎年、春に青倉さんへお参りに行き、お水を頂くそうです。(今はもちろん車です)
もうすぐしたら、新しいお水を頂きにいくみたいです。
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by deity_river | 2010-04-02 22:46 | いいつたえ

地元の暮らしの様子や日々思ったことを更新中。なくしたくないものがたくさんあるから。