私と民話(the other story)

 母方の祖母に「秋葉権現さま」の話を聞いたことをきっかけに、祖母から地域に伝わるお話や、祖母が曽祖父母から聞いたお話や、どうして祖母がここに嫁いでくることになったのかとかいろんなお話をおしえてもらいました。

 そんなお話をしている時に、伯父さんに「ともちゃんねーは、古いことに、興味があるんか?」聞かれました。「うんうん、昔のお話大すきやで。このへんの民話をまとめた本を作畑の民話の好きなおじいちゃんから借りて読んだことあるわ~。」というと、伯父さんが「・・・そういぁー、教育委員会に、このへんにゃーの民話をまとめた本が置いてあったぞ。」といわれたので、私の興味があるような本をまとめて仕入れて、届けて頂きました。
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(某病院売店で妙見さんの絵本を買っていたのを覚えて下さっていて、名草神社の資料も一緒に届きました)


その中には、前々から気になっていて、ぜひそのうち手に入れたいと思っていた『故・朝日さんの伝承をまとめた民話』や作畑の誠太郎さんからお借りしたことのある民話の本があって、とっても嬉しかったです。(まさにこれやー!と、驚きました。以心伝心?)

その一つの、朝日さんの伝承の中に、家系図が載っていました。それを見つけた祖母が「おわ!おとうさんの名前が載っとるわぁ!しかも、よそからきとるお母さんの名前までのっとるわぁ!」と大喜び(祖母は薄い親類のなのです)。そして、「ここに、わしにゃーの名前を書いとくなはれ。」というので、鉛筆で書き足しました。そして、祖母から教えてもらって私の知る限りの家系図を書き続けて、最後に自分の名前もちゃっかり書きました(笑)

祖母は、民話の本をみながら「こんのお話はーな、おばあちゃんのおばあちゃんから聞いたことがあるお話やわ~。こんなこといいんなったわぁー。わっちゃーの子どもの時分なんかにゃは、昔やからな。テレビなんかなかったんやわぁ。やから、おばあちゃんがな、夜になったらこんなお話をようきかせてくれとんなとったわぁーぁー。なつかしー、なつかしー。」と話してくれました。

そういえば、私は、テレビの時代に生まれましたが、民話が大好きです。
幼いときから祖父母と一緒に暮らしていなかったので、昔話をたくさん聞いて大きくなったというわけではありません。
どうして、自分は、こんない興味を持つんだろうなーと不思議に思います。けれど、母からは間接的に昔のお話をちらちらと聞きました。祖母とも、農作業の合間とかしか聞いたことがありません。ちらほら聞いたことが、自分の中で増幅していたんかなぁとも思います。

どうして、こんなに興味を持つのかは自分でもよく分かりませんが、ただ単に昔のことに興味があって、へーそうなんやと知ることが楽しいです。
昔のことを知ることで、自分の今まで見てきた景色やモノに対して、どうして今こうなっているのかとか、そのモノ自体の歴史を知ることで、今まで見ていた視点とはちょっと違う視点でいろんなものを見れるような気がするし、一つモノが分かると、そういえば、あれはなんやたっけ?と数珠繋ぎのようにいろんなことを知るのも楽しいです。

父方の祖母も、ちょっと遠くの場所から嫁いできたのに、作畑生まれのちょっと若い方より、とってもいろんなことに詳しいです。それは、姑である曾祖母のこうさんが、祖母にいろいろと教えてくれていたからだそうです。このこうさんは作畑生まれの作畑育ちで、とっても古いことに詳しかったそうです。
とにかく、父方も母方も、古いことに詳しい=そのあいだに生まれた私もちょこちょこと間接的に昔話を聞くことで、興味を持つようになったんかなぁと自分では思っています。

誰かの本か、誰かから聞いたのかちょっと記憶が曖昧ですが「その辺にころがっている石一つにも歴史があるんだよ」という言葉と出会ったことがあります。私にも、歴史があります。私が、生まれたときからの歴史ではなくて、私へと繋がっていく歴史です。家系図を書き足して、いろんなことが分かっていくうちに、今の私があることは必然かなぁと勝手に思いました。
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by deity_river | 2010-06-10 22:21 | ぐるぐるおもう

地元の暮らしの様子や日々思ったことを更新中。なくしたくないものがたくさんあるから。