理科実験室=錬金術室?

 最近、生野中学校で先生と中学生とPSWさんが精練作業をしているそうです。
声をかけてもらったときは、いつも、用事があり、参加したことがなかったのですが、今回はタイミングがあいました。
前々から、精練作業というものにとても興味があって、一度体験してみたいと思っていたのです。
明延一円電車まつりをたのしんだ後に、生野に舞い戻り、また、銀山まちを楽しみました。


 今回の目的は、「精練したの残り作業で、吹き溶かし残り物の再処理」だそうです。
前に、中学校の理科室で見学させていただいたものと同じ道具です。
精練作業は火を取り扱うので、理科室ではなく、道具一式を渡り廊下に引っ越して作業開始です。


ひちりんは下の方を切っておき、中に灰と水で溶かしておいたものをにぬっているそうです。
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(こうすることで、ひちりんの中が高温になっても割れにくいそうです)
そして、ひちりんの足の一部を切って、中に鉱物がたまりやすくしてあります。
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そのひちりんのなかに、よくいこった炭をいれて、下からブロワをふいて、さらにいこらせます。

そのひちりんのなかに溶かしたい物(今回は精練ののこりもの)をいれて、どんどん炭を入れてもらしていきました。
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(左は精練するひちりん。右は炭をいこらせるひちりん)

今回使う精練の残り物はこちら。
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(陶器の入れ物の中でかたまっている精練の残り物。溶けやすくするために、小さく割られています。陶器にへばりついているものもあり、陶器ごとひちりんに入りました)

精練の残り物が溶け出すと、炎色反応で、ひちりんの縁が黄色になり、硫黄臭もしてきました。
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(炎色反応なんて、懐かしい言葉です。まさかここで見れるとは思いませんでした)


どんどん炭をいれて、燃やして、途中で、鉱物をいれました。
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(鉱物はすでにすりつぶしているそうです)

途中、風穴をのぞいて、鉱物が溶けているか確認。
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(中でぐつぐつしていました)

どんどん燃やして、鉱物がとけたかなぁというときに、ひちろんを開けて、溶けた鉱物を流し出しました。
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これが、カラミ石(?)らしいです。炭もだいぶん混ざっていますが。
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(流れなかった鉱物は、先生特製の柄のながーいスプーンですくいました)

申し訳ないですが、私には、取り出したものはだたの鉱物をとかしたものにしか見えません・・・。
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(PSWさんいわく、「カラミ石は、比重の軽いものを『からみとる』から、そういうんやで」と。ほんとうかなぁ?たしかに、スプーンですくい(からみ)とっていたけど・・・・)

けっこうたくさんの鉱物を溶かしたように思ったのですが、できたのはちょっとだけで、生野の町に点在しているカラミ石のブロックなんて、大量の鉱物を使っていたんだなぁと思いました。


 初めての私には、よく分からない作業でしたが、唯一分かったのは、炭はどんどん燃やすと、とっても熱くなるんやということがわかりました。身近にある道具で、簡単にこういう錬金術(理科実験)ができるとたのしいですね。
次回は、最初の精練作業からおねがいいたしますね。
そして、貴重な体験をさせてくださったS先生、誘ってくださったPSWさんありがとうございました。
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by deity_river | 2010-10-26 23:30 | しゅみ

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