2010年 11月 28日
山ガール(?)の滝めぐり
ふたりとも、高校を卒業する頃には、「こんな田舎いやや~」と思っていたらしく、私は京都へ、なみちゃんは九州へ行ってしました。なのに、どちらも、地元に帰ってきてしまいました。
お互いに、地元にかえって来ている事もうわさにしかきかず(こういうことは、お母さんネットワークを通じて、ぴゅーっと広がるのですよ)、なかなか会えませんでした。しかし、ひょんなことから再会して、どういうわけか「私の山歩き」の話になり、お互いに、自然が好きなところに共感して、山にいかへん?って話になりました。それに、なみちゃんは最近、「山」に興味を持っているようです。
せっかく山へ行くんやから、癒される滝をみたいね~という話になり、私は、新田の「不動の滝」を考えておりました。(余談ですが、私が高校生だった時、なぜか滝を大好きになってしまい、どこに何という滝があるということはまったく見ず、ひたすら滝の風景写真ばかりを眺めていました)
けど、なみちゃんから、久しぶりに、私たちの思い出の「笠形山へいきたい」というリクエストがあり、笠形山へ行くことになりました(私たちの学校登山は「笠形山」たったのです)。そういえば、笠形山には滝もあります。
ついでいうと、私たちの卒業した小学校校歌にも「♪山なら高い 播磨冨士」とあります。この播磨冨士は笠形山のこと。私たち、山ガール(?)の記念すべき、第一号にはぴったりな山です。
さてさて、行き先は、無事に、「笠形山」に決まったのですが、次は、どういうルートで行くのかが問題です。
学校登山では、過去二回とも瀬加の笠形神社経由コースから登って、グリーンエコーへ下りてきました。
笠形神社コースは歩きやすいけど、上牛尾の登山口までが非常に遠いので、すぐに却下。
グリーンエコーから登るのは、2人とも初めてたっだので、それでもいいし、私は高坂峠からの縦走してグリーンエコーに下りてくるルートも楽しそうでいいかなーって思っていました。それを、やまあそさんに相談したところ、「どっちも初心者やし、高坂峠からはちょっと遠いし、明日は天気があまりよくないっていってるで」とアドバイスを頂き、グリーンエコーからの往復コースで行くことにしました。
今回は、グリーンエコーからのルートはハイキングコースをして整備されているそうですが、念のために1万分の1の地図をプリントアウトしておき、やまあそさんから頂いた地図入れに入れて、使い方も全くマスターしていないけど、お守りのためにコンパスを持って行きました。しかし、前に、町内のどこかでもらった笠形山散策マップはどこにやったのか不明でした。
グリーンエコーの上のコテージ(ホワイトコテージ)あたりまで、車であがって、そこから出発です。
ログコテージの間を通って、まずは、子育て観音さまを見ました。
そこから、すぐに本日最初の「オウネン滝」です。なみちゃんは滝に感動。
そして、扁妙の滝へ。
扁妙の滝の名前の由来は「江戸時代に扁妙というお坊さまがこの滝で修行したといわれている」とこに因むそうです。しかしながら、ほとんど、水量はありません。ここの滝は水煙浴ができますと看板に書かれていますが、ほとんど水がないので、私たちは岩を眺めていました。迫力はオウネン滝の方がありました。
滝と、滝との間には、本日一つ目の炭焼き窯ありました。
そして、そこから、すごい階段を登りました。
この階段を登りきったところで、2つに道が分かれていました。左をみれば、整った道が。右を見れば、ちょっと細い道だけどどこかのピークへいけるような道があります。
ここで、もってきた地形図を確かめます。ん?どうやら、地形図と見た地形となんだか違うような・・・・。地図では左の道は、最初の私たちが駐車したところに戻るような道に見えます。コンパスを取り出して、北をあわせて、風景と地図を見比べました。行きたい方向は、東やから、やっぱり、右か・・・と思い、私たちは、右の道を選択して歩きました。
しかし、なみちゃんは普通の靴だったので、ちょっと登るのがしんどそう。本格的な山登りやなと二人でいいながら、うっすら見える踏み跡をたどって急斜面をはいつくばったり、木の間をくぐったりしながらとにかく前に進みました。
二人とも、「大丈夫かな、ちゃんと笠形にいけるんかなぁ、あかんったら引き返したらええけど、こんな急な斜面引き返せれるかな・・・」と不安なことを言いながらとりあえず、急な斜面を根性で登りきりました。
のぼりきったピークらしいところから、下をみると、なにやら、前方には東屋の屋根らしきものが・・・・。
とりあえず、東屋のところへいくと、3合目の看板と、右手と正面に良い道が見えました!!とりあえず一安心。
あれ?もしかして、正面に見える道が私たちが歩いてくるべき本当のハイキングコースやった??さっきウチらが右に行ってしまったところを左に行とったらハイキングコースやったんやろうなぁ、なんて二人で言いながら3合目の看板のところから右手(東)に続く、笠形山の山頂への道を歩きました。
途中、炭焼き窯がありました。
きれいななめらの川に出会いました。
その近くで、ザトウイチも出会いました。
しばらく歩くと、ふかふかの木の葉の道から、
桧の根っこの道へ。
そこを抜けると、アセビの森へ。
やっとこさ、市川町と神河町の境界尾根へでてきました。
そこから左へ歩きます。この道もはやり、U字に掘られていました。
そして、山頂へ!!
山頂につくと、はやり、人気の山で、すでに数人の方がいらっしゃいました。
やっと、山頂やね~っと話している時に、そこにいらしたご夫人から「ともみさんですか?」と声をかけていただきました。話を聞いていると、な、な、なんと、山ちゃんの山友達のNご夫人だったのです。
私が「え~!!」っと驚いていると、隣は、Nご主人。そして、お友達のYさんがいらっしゃいました。(あれ、別のお友達の笠形太郎さんもいらっしゃいましたが、私たちより先に山頂にいらしゃったのか、後でこられたのか、ちょっとあやふやです)6人の偶然の出会いを記念して、写真を撮っていただきました。
「なんでわたしが“ともみ”っていうこと、分かっちゃったんですかー?」とN夫人に伺ったところ、「オレンジ色のリュックで分かりました。」とのこと。やっぱり、目立ちますか・・・!
(私はこれからも、夏以外はスポーツクラブ21作新ウォーキングの上着に、オレンジ色のリュックで歩くことにきめましたので、ぜひ、山もしくは越知谷で見かけられたら、遠慮なく声をかけて下さいね~。)
そんなこんなで、Nご夫妻、Yさん、笠形太郎さんと出会い、Nご夫妻とは、そういえば、昨日山ちゃんとわーさんが朝来の山に行かれていたそうですが、どこへ?という話で盛り上がりました。そこには、しみけんさんもいらしたようで、そんな話で盛り上がりました。(どうやら、私には、多々良木からの行者岳は厳しいようです・・・。わーさん、残念。違う山に行きましょか?)
昼食をいただき、Nご夫妻からは温かいコーヒーを頂きました。(山頂が寒すぎたので、温かいコーヒーが命の飲み物のように感じました。ありがとうございます。)
食事の後は、山頂からの風景を楽しみました。私の大好きな千ヶ峰が今日は、ばっちり見えております。
Nご主人から双眼鏡を借りたら、確かに千ヶ峰山頂の南無妙法蓮華経の石塔が見えているように思います。
千ヶ峰や飯森山をみて、越知谷方面をながめました。
そして、私たちは、グリーンエコーから来たのですが、Nご夫妻は多可町の大屋コースから来られたのことで、グリーンエコーには下りずに、こちらの大屋コースをご一緒させて頂くことになりました。(しかも、帰りは、グリーンエコーの駐車場まで送っていただけるとのこと・・・。ご好意に甘えさせていただきました)
おり始めて、しばらくすると、鎖場が。そして、天邪鬼の引き石
龍の背。
この尾根をまっすぐ行くと千ヶ峰縦走コースです。
そこを右に曲がって、大屋コースです。
こちらのコースは、けっこう急でしたが、、ふかふかの落ち葉の上だったので、歩きやすかったです。
帰りに、N夫人に、私たちが今日、行きに歩いた難所のことを話すと、はやり、あれは、本当のコースではないそう・・・・。あんなところ、あるいたの?と褒められました。そんな、話や、私が歩いたことのある山の話をしているうちに、天邪鬼の水。
しばらく、川沿いの道を歩いていると、右手に大きな岩が・・・。よく見ると、岩にはひびが入っていて、崩れてこないのが奇跡のよう。
そして、川には馬の蹄と呼ばれる「甌穴」が。
龍ヶ滝。
少し下ったとこに、勝負滝。
炭焼き窯もありました。
やっと、無事に林道へ下りてきました。
そして、Yさんとは別れて、Nご夫妻に、グリーンエコーまで、送っていただきました。
今日は、偶然にも、私を知ってくださっているかたとお会いすることができて本当に楽しい一日でした。
世間は狭いのですね・・・。
Nご夫妻、快く、グリーンエコーまで、送って下さりありがとうございました。おかげさまで、大屋コースの滝も見ることができて、わたしたちはとてもとっても満足しています。(今回の目的は、「滝めぐり」だったのです)
やまあそさん、アドバイスありがとうございました。もし、私の考えていた高坂峠→グリーンエコーコースだったら、途中で、迷っていたかもしれないし、だらだらなコースなので時間がかかりすぎて、山頂で、Nご夫妻たちにもお会いすることもなかったかと思います。
そして、なみちゃん、こんな私に、一日付き合ってくれてありがとう!!感謝感謝です。
ここから、いろいろ地元の再発見できたらいいね。
私は、昔、本当は山歩き苦手やったし、今も歩くことは得意ではないけど、おもしろいから、今じゃ、趣味のひとつやねんで~。
山を歩いていると、いろいろな歴史や、地理が見えきて、ここからがどんどん世界が繋がって広がっていくように思うからね。
私たちが生まれた場所、何もなさそうにみえるけど、いろいろ調べていくと、宝物たくさんあると思うよ。
私たちが、ここに、今、生きていることが、“必然”やからです。
私たち、せっかくいろんなめぐり合わせで地元に帰ってきたんやから、地元のええとこ、見つけていきましょ♪
次は、千ヶ峰かな~。
千ヶ峰が大好き・・・いや、正確には、千ヶ峰の西ふもとが大好きな「千ヶ峰子」より。
どこへ行っても、すぐに、千ヶ峰と作畑を探してしまいます。
by deity_river
| 2010-11-28 18:10
| しゅみ