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多々良木の行者堂へ

 前に、精錬体験でお世話になった朝来市納座の善隆寺のご住職から、「青倉神社のご神体である巨大な岩が男性、行者山の中腹にある行者堂のところにある巨大な岩のわれ目が女性、岩津観音の胎内仏が子どもを表しています。」とお話を聞いていました。青倉神社のご神体と岩屋観音の胎内仏はすでに見たので、行者堂を見たいと願っていました。

 これは、もうやまあそさんに先達をおねがいするしかありません。
やまあそさんは「ほんまにいけるんか?」と何度か聞いてこられました。「頑張る。見てみたい!」と答えましが、とても大変な山歩きした。一人では行かない、そして、山歩きを上達してからでないといけないコースです。五星で評価すると、★★★★★。
私の中で、マックス危険な山でした。

5月15日。
 のぼる場所は、多々良木ダムの周回路のところです。
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行者岳に行くならが、以前、岩屋観音からののぼったことがあります。こちらからでも、行者堂にいけるのでは?と思っていましたが、それは無理そうです。歩いてみて意味が分かりました。(答えは後ほど)


 すぐに道標があります。「左くろかわ 右 さん志やう(さんじょう)」
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さん志やうとは 山上のことです。あとで、やまあそさんに教えてもらったのですが、山上とは兵庫と岡山の間にある後山のことです。(後山自体も、大峰山を基にしています)

そこから、丁石を見ながらのぼっていきます。ところが、途中道を間違い、山ビルのうようよいるきつい谷へ。
なんかおかしいと思ったら、コースアウトしてました。仕切りなおして、参道へ。
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丁石のあるいい道が続いています。

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(弥勒菩薩ですが、文字が消えかかってよめません。囲いの石は崩れそうでくずれない微妙なバランスで保たれています)
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ここからがすごい行場のようでした。やまあそさんいわく、大峰や後山もゴールまでいくのに、とちゅう、すごい行場があるとのことです。ここもたまたまそういう地形だったのか、そういう地形のところに作ったのか、ものすごい行場です。
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(階段の横には鎖がありました!)

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(眼下には多々良木ダム)

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(鈴掛不動というらしい)
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(いよいよ一丁!丁石をみながら気がつきましたが、ほとんどが、明治26年~28年に多々良木村周辺の人によって、寄進されています。)
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(きました!行者堂と陰岩。道仙寺から勧請されたそうです)


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(役行者と神鏡と不動明王)

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(お堂の前のところ。お堂はコンクリート製でしたが、裏にたくさんの鉄釘が落ちていたので、前のお堂のものだと思われます)

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(全く読めませんが、理源大師だそうです。やまあそさんいわく、10年前ははっきりと利源大師と書いてあった、といわれてます。10年間に風化してます。)

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(明治13年 山峯大権現 御所嶽 とあります。地元では、ここは御所嶽と呼ばれているそうです)

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(岩の割れ目をのぞく)
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(ここにも祠がある!)


十分、行者堂を楽しんだ後は、下山ですが、ここから同じ道を戻るか、違う尾根で降りるかです。
ここまでの上り道はなんとか上ることは出来ましたが、無事に降りることが出来る自信がまったくありません。
ということで、遠回りですが、違う尾根から下山することになりました。
まずは、阿厳ダマとか、成覚ダマとよばれる岩をめざします。
途中、すっごい鎖場があり、びびりました。
それと、のぞき。
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(この(岩の下をのぞくと、石仏があるそうです。チャレンジャーはぜひ!私はびびって、縁にも寄らず)

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(阿厳ダマor成覚ダマ。なんかみたことある風景です。行者山歩きのときは、ここでお昼を食べました)

このあたりからは、行者山が見えまたが、つかれたいるので、上らず、下山コースへ。

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降りている途中、右手の谷をはさんで、あるいてきた行者道の行場が見えていました。

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途中に三角点


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おいろいろあって、降りてきたのは、多々良木ダムあたりにある四季の森というところです。ここの遊歩道は崩れかけていて、いろんな意味で、もったいなかった。

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四季の森から出てきたら、あさご芸術の森です。そこで、最後の晩餐に参加しました。

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芸術の森のすぐよこの道路にある不動さんです。

その道を登ったら、スタート地点に戻りました。


久々の山歩きとものすごい道で、もうだめかと思いましたが、なんとか無事に帰ることが出来ました。
by deity_river | 2016-06-27 22:04 | しゅみ

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