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魅力満載の千ヶ峰

 久しぶりに千ヶ峰に行ってきました。
何度か、千ヶ峰に登ったことはあります。(作畑石風呂コース往復西雄岳~またに山~石風呂の尾根へ新田水谷コース~市原へ市原コース往復

しかし、今回は、ただ登るだけではありません。


次号のSala54号には萱刈りについて書く予定なのですが、それが、かつては千ヶ峰で行われていたからです。
それに、祖父から、「千ヶ峰には滝もあるし、鋪(坑口)もあるで」ときいていたので、見てみたいなぁと思っていました。

4月28日。同行してくだっさったのはやまあそさんです。

今回の駐車場は、地域交流センター。
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(子どもたちが、手を振ってくれました)
越知川を渡って、石風呂へ入ります。
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祖父から、昔は、林道をいかずに、川沿いので千ヶ峰に登っていたと聞いていたので、その道を探していると、父のいとこのきくおさんと出会いました。ちょうど、鹿柵の改修奉仕作業をされていました。
きいてみると、その道はいまはないとのこと。

でも、気になって、林道から石風呂川を渡って、古い道を見てみましたが、崩れていました。
しかたなく、林道を歩きました。

鹿柵を直すきくおさん。
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そして、林道を進みます。


駐車場(昔は集材所だった)から、右手に石風呂登山コースがあります。
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萱刈り道を行きたいこところでしたが、まず、その石風呂登山コースの谷に滝があると聞いたので、探してみます。
なぜか立ち入り禁止になっていますが、それを越えて、歩きました。
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作業道から分かれて、沢沿いを歩きました。
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滝の気配がありません。
どんどんあるくと、やまあそさんが「あったー!」と叫ばれています。
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これは「神雷(ジンダイ)の滝」と呼ばれています。
このあたりの字をジンダイといいます。

この滝は、川というより、斜面から落ちているようです。
ふつうのハイカーは知らない滝です。

私が、滝を眺めていると、やまあそさんは、滝の横をよじ登られています。滝の上は平ららしいです。
そこから作業道が見えたそうです。
そちらへ行くと、作業道がありました。
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長井さんの作業道らしいです。いまはミツマタで覆われています。

そうすると、千ヶ峰石風呂登山コースの道と合流します。
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ここから、千ヶ峰を目指してもいいのですが、私は、祖父の萱刈り道を歩きたかったので、わざわざ作業道でくだって、駐車場へと戻ってきました。

駐車場から、北に見える谷をゆくと、昔の萱刈り道です。ここは、かつて、木馬道(キンマミチ)でした。
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そこを行くと、さっきの作業道に出ました。

祖父の話では、その作業道から、谷をわたって、すぐに尾根にのると、「まいまいどこ」という、なめらがあるところに出るそうですが、急すぎてこわいのと、そこがほんとうに「まいまいどこ」なのか怪しかったので、そのまま沢沿いをあるき、正規の石風呂登山コースをゆきました。
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後でわかったのですが、祖父の言う話はあっていました。祖父の弟のしょーじさんの話では「急で、檜をもって回って降りないと、背負った萱がひかかる。回って降りるから『まいまいどこ』っていうんや」と教えてもらいました。

私たしは正規の登山道を歩きました。そこもすこし急なので、ジグザグしながらあるいていました。その左手は石風呂の草刈場だったそうです。

尾根に出ると、『ほそくび』にでます。
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尾根が狭まっているところです。
しょーじさんの話では、ほそくびからは北の浅ヶ谷へおりる道もあったそうです。

ほそくびですこし休憩して、いよいよ萱刈り場です。いい萱を作るために山焼きをしていたので、「焼山」とも言われています。

焼山は広い尾根です。歩いていると、まっすぐ掘りきりがありました。
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これが、焼山の境界線です。ここより内しか焼いてはいけなかったのです。

いまは、どこもかしこも植林されています。

昔、焼山は山菜の宝庫で、みんな足を灰で真っ黒にしながら、山菜採りをしていたそうです。

ひろい焼山を進んでいくと、ようやく、神河町と多可町の境界尾根に近づきます。
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尾にでると、急に笹がありました。
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山頂です!
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今日も大賑わいでした。


山頂のすぐしたには、萱がたくさんあります。おそらく、昔の焼山の名残だと思います。
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そこからは、たくさんの山が見えました。

千ヶ峰は千の山がみえるから、そう名付いたとも言われています。

北にはまたに山三国岳黒川ダム青倉山。西に行者岳もっつい山法道寺山古城山。千町ヶ峰。氷ノ山。南に飯森山笠形山。東に妙見山
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(笠形山方面)

天気がいいと、京都の青葉山とか弥仙山とかも見えるそうです。ほんとう?

名残惜しく、山頂を後にしました。

山頂から、すこし南へ降りたところからは、作畑と白口峠が見えます。
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焼山をすぎて、そのまままっすぐ、尾根を降りると、石風呂に出るのですが、一度歩いたことがあるので、途中から、北の支尾根にのって、浅ヶ谷へ降りました。
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(分岐)

途中に、一箇所だけ青やら黄色やら、白やらのテープが巻かれた杉がありました。たぶん、三国岳からの林道がつくんだと思います。

途中まで、いい尾根でしたが、だんだん急になって、浅木になって、私はびくびくし始めました。
やまあそさんに、「後ろ向きに下りたら安全や」といわれながらも、それがこわくて、半べそをかきながら、前向きに降りてきました。
やっとの思いで降りたところは浅ヶ谷の林道の終点。
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千ヶ峰の山腹はほとんどが作畑の土地だそうです。
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あとは林道を歩くと、新田地区に出ます。途中に、坑口がありました。
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ここは上垣内の草刈場だったそうです。
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杉ん子さんはここから登られています

ようやく新田地区です。
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道にはまた、坑口ありました。祖父いわく、「浅ヶ谷の鋪とこの鋪は同じ作畑の人が掘っていた」とのこと。
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ようやく、交流センターに帰ってきました。
ふれあい喫茶・きちゃったで、特製ミックスジュースを頂きました。
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(なんと、おどろきの150円です!!そして、お母さんたちのおもしろい話が聞けます)


 今回は、千ヶ峰のしられざる神雷滝、そして、カヤ刈り道と坑口をみることができて、大満足です。
かつて、作畑の人たちにとっては生活に千ヶ峰がなくてはならない存在でした。
人が山ととても近い暮らしをしていた頃を想像しながら歩きました。


今回はマップを作りました。
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by deity_river | 2013-05-02 22:27 | しごと | Comments(6)

養蚕

 越知谷小学校のT先生と越知谷郷土唱歌の話をしていました。
祖父も思い出したようにたまに歌っています。

その、6番目の歌詞に

農産収入数あれど
水力利用の工業と
養蚕業の発達は
近年とみに著し


とあります。

それと、小学1年生の生き物を飼おうという学習とをかねて、越知谷小1年生は「蚕をかっている」そうです。

 
 実は、わたしは繭は何度か見たことがありますが、生きているカイコさんをみたことがありません。

母は但馬生まれですが、母の幼いときはまだ養蚕をしていて、私が小さいときから、
「カイコさん(母はいつも「さん」付けしているので、わたしもつけます)は、桑の葉を食べるうやけど、ぎょうさん食べるから、庭に植えてある桑の木の葉を摘んできて、あげるのが子どものときの仕事やったんやで。むしゃむしゃ音立てながら、ようさん食べたら、今度はうねうねしながら、口から、チチチッと糸を吐きよったんやで」と何度も聞いたことがあります。

そんな話を聞いていたので、見てみたいとは思っていましたが、なかなかそんな機会はありません。
せっかくなので、見せていただきました。


 とても、楽しみ・・・・。

そして、ご対面。
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(先生いわく、網の入れ物に入れなくても「蚕は箱の中から逃げない」そうです。「人間が最初に飼った、家畜」とのこと。たしかに、むしゃむしゃ葉を食べる音がすごかった・・・・。)

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(近くでみるとかわいい??体は少し透明で、葉っぱの色が透けて見えてました。)

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(かどっこで糸を吐いています。)

実は、わたしは、小さいときから虫が大好きで、ミミズや芋虫とかも平気でつかんでいでいたのですが、いまは、とても苦手で、先生は、かわいいやんといいながら、触っていますが、私はカメラを向けるのも怖くなって、撮っていただきました・・・。


 もちろん作畑のおうちでも、カイコさんを飼っていました。当時は、母屋の4部屋全部の畳を取り払って、そこに、蚕棚をおき、飼ってたそうです。カイコさんを飼っている時期は、祖父母はその蚕棚のあいだで寝ていたそうです。

母の実家はといいますと、母屋では蚕は飼わずに、別棟に養蚕室があったそうです。その写真が残っていました。
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(手前の二階建てが養蚕室です)


 現金収入のためには仕方がないですが、私はカイコさんを飼うのは嫌です。


追伸:守蔵さんから、「川上地区に、養蚕と深い関係のある馬鳴(めみょう)があるよ」と教えて頂きました。
前に、写真を撮っていました。
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これは、大河原から川上に抜けるトンネルの西側にあります。

馬鳴菩薩の詳細はやまあそさんのHPをどうぞ。
石仏探訪  深山トンネル
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by deity_river | 2012-06-07 18:15 | しごと | Comments(4)

はじめての種まき

 今日は、高校の同級生の永菅くんに誘われて、はじめての稲の種まきを体験させてもらいました。
(正確には、農作業を手伝わせていただきたいとお願いしてたところ、種まきでもどうですかとお返事をいただきました)

永菅くんは、なくなりつつある棚田の保全や活用をすることを中心に、都市と農村交流、地域活性化を目的とした「棚田LOVER's」というNPOの理事長をされています。
棚田LOVER'sの活動は、前々から新聞記事を通して知っていましたが、Sala49号でその活動の紹介があり、興味があったことを思い出しました。
そして、お話がしたいなぁ思い、さっそく連絡をしてみました。

永菅くんの存在は、高校の頃から知っていましたが、一度も同じクラスではなく(永菅くんは文系で、実は私はこう見えて理系だったのです。余談ですが、理系に入ったのは地理と生物が大好きだったのと、国語の古典と漢文が苦手だったというシンプルな理由です。それと、数学はⅠAやⅡBよりもⅢCの方が好きでした・・・笑)、その上、とっても人見知りな性格だったので、クラスメイトともそんなにお話をしたことがない私でしたので、もちろん一度もお話はしたことはありません。
(人は変わるものですね・・・。)


さっそく、農作業ができる姿(といっても、いつもの山歩きの格好ですが)をして、集合。

永菅くんに連れられて、種まきする会場に向かいました。

それは、なんと上牛尾でIターンで農業をされている「のりふと農園」さんでした。
あら?のりふと農園さん??

実は私はまだこのとき、直接お知り合いではなかったのですが、りんごの木のクミコさんがお友達で、
私も書いているNature Styleしんぶん5号の巻頭に、のりふとさんへのインタビューが載っています。
私はこのインタビューには同行できなかったのですが、しんぶんの記事をみて、おもしろそうな方だなぁと思っていました。
そしたら、なんと、今日はこちらのお家の庭で作業することのことで、びっくりです。

今日はのりふとさんの他に、最近Iターンされたいぬいさんも種まきの作業をされるとのこと。

庭をうろうろしていたら、のりふとさんの奥さん・ゆきさんが出てこられました。
この日は雨予報だったので、傘を持っていっていたのですが、私の傘に入っている名前をみて、ゆきさんがびっくり。
「お名前は、まりさんですか?」と、とてもビックリされました。
いいえ、実はそれは妹の傘なんです。妹が使っていないので・・・・。
あまりにもビックリされていたので、もしかして、わたしの妹以外に同姓同名の方をご存知なのかなぁとおもって聞いてみたら、どんぴしゃり。わたしも、実は、妹と同姓同名の方を知っていますと話すと、実は同じ人だったということで、話が盛り上がります。

そんなことをしているちに、種まき作業の開始です。

はじめに、種まき用の土に適度に水を含ませます。
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手早く、土を“かじく”ようにするとまんべんなく水分が広がります。私もやってみましたが、なんかできない・・・・。

土が湿ったら、それを機械にセットします。
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機械に入れ物を通すと、土を最初にうっすらひいて、その上に種をまんべんなく均等にまぶして、その上に土をかぶせて出てきます。
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(あとは、流れ作業ですが、最初の調節にとても時間がかかりました)

ウチても、稲作をしていますが、苗は芝のように育っている状態のものを農協さんから買うので、実は初めての作業だったのです。


苗箱に土と種が入ったものがどんどんできあがるので、それを運びました。

のりふと農園さんの分は、なわしろへ運びました。
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途中、作業に疲れた私は、休憩。

こちらは、のりふと農園さんのニワトリです。
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わが家にも、物心ついた時には、庭にニワトリがいました。
そして、朝、ニワトリ小屋にいって、卵をとってくるのは私の仕事でした。
休みの日にはニワトリに朝にエサをあげるのも、わたしの仕事でした。
ニワトリが大好きで、その絵も描きました。
小さい時の夢は、ニワトリの親になることでした。
生まれたてのひよこが一番に見たものを親だとおもうと聞いて、頑張って見ましたが、いつもダメでした。

ニワトリをみながら、幼いときの思い出がよみがえってきました。


とくに、ゆきさんとはいろんなお話をすることができて、生き方がとってもすてきやなぁと感激しました。
ぜひ、自分にできる範囲で参考にさせていただきたいです。
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最後に、永菅くんの農園を見学させて頂きました。
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こんなに広いの管理しているの?
でも、写真で撮ったのは、農園の一部でした・・・。
すごいなぁ。

私は、根気がないから無理やわ。
畑仕事って、自分との戦いやもん。
すぐに疲れるのです。
今日も、半分以上はサボっていたし・・・。


今日もたのしい一日をありがとうございました。
また、ぜひ、お手伝いさせてくださいね。

地元で頑張る者のひとりとして、とっても元気をもらった一日でした。
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by deity_river | 2011-05-01 23:13 | しごと | Comments(0)

 もうすぐ、神崎中学校が閉校するということで、閉校記念誌が発行され、それを購入しました。
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中を見ていると、懐かしい写真がいっぱいです。

その中に写真で、気になるものがありました。

「学校林下刈り」とあります。
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え、中学校自体が、学校林をもっていたの?
それに、生徒が下刈りをしているようすです。

そんなの初耳です。
一体、どこに学校林があって、いつ頃まで下草刈りをしていたのか気になりました。

父に聞くと、父は中学生だったときに「下刈り」に行ったそうです。
父の話では、年に一度、夏に下草刈りがあり、男子全員でいっていたそうです。
場所は越知の深ダワを登ったところだそうです。

父は作畑から、自転車で深ダワまでいったそうです。

今は、学校林は町が管理しているそうです。
深ダワのどのあたりかは、よく覚えていないそうです。

アルバムを買って、初めて知った思い出でした。
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by deity_river | 2011-02-24 21:56 | しごと | Comments(2)

ミツマタを煮る作業へ

 先日、はさみを壊しながらもミツマタを切ったのですが、今度はいよいよ煮て軟らかくする作業です。

切り刻んだミツマタを大鍋にいれて、炭酸を1箱投入しました。

沸騰すると、あくがすくっても、すくっても、出てきて、あくとの戦いです。
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あくがなくなってきて、皮が柔らかくなったら、火を止めて、一晩放置しました。

そして、水気を切って、団子にして、保存しました。
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これで、いよいよ紙漉き作業ができます。

今年最初の紙漉き大会の第一回目はひとりでする予定ですが、2回目からは一緒に参加してくださる方を募集しています。
一緒に紙漉き体験どうですかー?
ちなみに、私に紙漉き道具をお貸ししてくださる方も募集しております・・・(「ふるい」と「園芸用の網」しかないので・・・)
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by deity_river | 2011-02-14 23:53 | しごと | Comments(5)

 先日、千ヶ峰のミツマタを採集してきたのですが、今日はその作業の続きで、「水につけてあくぬきをしていたミツマタを乾燥させて、細かく切る作業」をしました。(正確には現在進行形です)

こちらが、乾燥したミツマタ。
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これをひたすらはさみで、細かく切ります。
園芸用のはさみが行方不明になっているので、仕方なく、工作用のはさみで作業していましたが・・・。

作業中に、いきなり、ぼきっとも持ち手のところが折れてしまいました・・・・。

それもそのはず、これは「工作用のはさみ」なので、木の皮を切るには適していません。
しかも、これは、私が幼稚園に入ったときから使っているものなので、もう確実に20年以上は使い続けています。

しかたなく、あたらしく園芸ばさみを買ってきて、選手交代。
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(20年も使っているはさみと新しく買った園芸バサミ)

新しく買った園芸バサミは、さすが、園芸用なだけあって、ちょっとにぎるだけで、ちょきちょき切れます。
最初から園芸バサミを使えばよかった・・・・。

いまも、ひたすら細かく切る作業中です。
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去年は、この切り刻む作業と次の煮込む作業で、がいようせーへんかったのんで、わら半紙のようなイカスルメのような分厚い紙になってしまいました。
今年は、もっと紙らしく薄いものを作るのが目標なので、ひたすら細かく切り刻んでいます。
とにかく、今年は去年の2倍は採ってきたので、切り刻むのが大変です・・・・。
でも、まだ、採ってきた半分も切り刻めていないのです。がんばります。
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by deity_river | 2011-02-11 21:53 | しごと | Comments(0)

 今日は、千ヶ峰でミツマタ刈りをしました。
というのも、「紙漉き」をするためです。

去年、初めて、「山でミツマタを刈ってきて、下ごしらえして、漉く」までの工程をひとりでやってみたのですが、とりあえずやってみるという感覚だったので、できたものはいまいち。紙とはいえないものが出来上がりました。
紙自体は分厚くてデコボコなので字を書くことは困難で、硬くて、加工も難しく、挙句の果てに、乾燥しきれていなかったところから黒カビが生えるという事態に・・・。
こんなのでは、到底作品とはいえません。
今年こそは、紙らしい紙を漉きたいと決心して、山へ入りました。


うちの、山は遠く、ミツマタの木もないので、今年も親戚の足立さんにお願いして、千ヶ峰のミツマタの木を切らせていただきました。

家の周りはやっと雪が溶けはじめたけど、千ヶ峰の林道にはまだまだ雪があります。
石風呂の家を過ぎたあたりから道が雪で覆われはじめます。
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(石風呂からみた千ヶ峰。青空に千ヶ峰が映えています。)


そして、林道には入ります。
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ここには、動物の足跡がたくさんあります。この動物の足跡は、車の轍のところについています。

途中、右手の山を見ると、染み出てきた水が氷柱になっています。
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このあたりは、ざらめ雪が15センチほどのこっているので、長靴がずぼずぼいいます。
雪に足をとられるので、鹿柵のところまで行くのでもけっこう疲れました。

そして、やっとのことで、鹿柵へ。
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鹿柵までくると、あれ??さっきまで轍にそってあってあしあとはなくなっています。
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(鹿柵から里のほうにはたくさんあしあとがありますが、向こう側にはありません)

鹿柵を開けたらいよいよ山です。
前来たときには、鹿柵からちょっといったところにミツマタの木がたくさんあったと思ったのですが、今日みると、ほとんどありません。なので、もっと上へ登らないといけません。
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(左手に猪垣をみる)
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(林道には私の足跡しかありません)

しばらくあるくと、ようやく、私以外のあしあとがありました。
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雪に足元を取られながら、もうちょっと上をめざしました。
確か去年はこのあたりで採ったはず・・・・と思ったところのミツマタはなぜかあまり成長していなくて、反対側の谷へ下りました。

こっちはええ木あるやん~っと夢中で木を切りはじめました。
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(ミツマタのつぼみ)

ミツマタの木を切るのは1年ぶりで、切ったところから、ミツマタの独特なにおいがして懐かしくなりました。

最初は、太いミツマタの木を伐採していましたが、去年、太いミツマタの木の皮は分厚くて、へぐりにくかったことを思い出し、細くて長いものを伐採しはじめました。
ミツマタが生えているのは斜面で、雪がふかふかすぎて、足元が不安定で、途中、谷にすべりおちそうになりました。もがけばもがくほど谷へ滑りました。

ミツマタの木は細く、水分が多いので、すぐにのこぎりで切ることができます。けれど、たくさん切っていたので、けっこう疲れてお腹がすいてきました。けど、祖父たちは、杉や桧や浅木など太い木を切り出していたので、山仕事していた人は「一升飯」を食べていたし、「ひだる」にも取り付かれていた、というわけが、身をもって体験しました。



そんなこんなで、すくないかなぁと思いつつも、雪に疲れて、木を切るのに疲れて、すべった時に長靴の中に雪が入ってきたおかげで冷えてきたので、山から下りてきました。
切り出したミツマタの木は抱えて持っておりていると、けっこう重たかったです。

里にかえってきたら、陽だまりが見えて、ホッとしました。
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(千ヶ峰の林道から、下村・長谷方向をみる.画面中央に見える山の西側はもう、隣の生野の白口です。)


家に帰ってきたら、ゆでる作業です。
とりあえず、釜に入る大きさに切り分けて、豪快に(?)「かまゆで」しました。
本当は、ミツマタの木は「蒸す」そうですが、大きな蒸し器がないので、ゆでました。

ほんで、かまどに火を入れるときに、ふと気がつきましたが、私ひとりでかまどの火を起こすのははじめてや・・・。
私が紙に火をつけようとしていたら、祖母に「油いれんとあかんで~」って突っ込まれて、灯油をしみこましたおがくずを入れました。
そういえば、私の中での火起こしは、吹上の休耕田でのサバイバルな過酷な火起こしであって、(いや、私がただ火起こしがへたなだけ・・・)そんな苦い体験が頭の中によみがえってきて、火なんかすぐにつくんかなぁ・・・とドキドキしながらやっていましたが、おがくずとチャッカマンを使うと、まるでガスコンロに火をつけるみたいにすぐに火がともり、メラメラと燃えはじめました。

そして、ゆでしました。
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そのあいだ、祖母は、今日の恵方巻き作りをしていて、私が火起こしをしている間に、完成させていました。
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(2本ほど、越知のミヨおばちゃんにおすそ分けしました)


去年は、採ってきたミツマタは全部、釜に入り、1回でゆであがったのですが、今年は多めに採ってきたので、2回に分けて、ゆでました。
ゆでる作業までは簡単なのですが、茹で上がると、外の茶色の皮を包丁を使ってへぐる(こそぎ採る)作業があります。祖母と2人だけだったら、けっこう時間かかるなぁ・・・と言っていた矢先、「こんにちわ~」という声が・・・・。

近所のかずみさんが、たまたまうちに寄ってこられました。
そして、かまどぐらぐら煮えているてんこ盛りの木をみて「ねーさん!これなんじゃいな~」と。

祖母は、「ともが、紙漉きするってゆうて、ミツマタの木をとってきて、ゆでよるねん」と言いました。
かずみさんは、「からかわをつくるんに、山椒の木をゆでて、へぐったことはあるけど、ミツマタははじめてやなぁ。」と、興味深々な様子です。そして、かずみさんと三人で、へぐり作業をしました。
3人ですると、めちゃくちゃ早かったです。
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(へぐったミツマタは真ん中の黄色い昆布みたいなものです)
あっという間に、へぐり作業は完了。

かずみさんは、へぐり作業の時に「わたしらーが小さい時はな、粟賀のほうには、ガンピってゆう浅木がようさんあってなぁ。ほんで、その木も紙の材料になるから、やっぱり、ミツマタの木とおんなじように皮をはがして、へぐって出荷しよっちゃったわぁ~」と話してくれました。
知らんかったなぁ。

そして、へぐられたミツマタの皮は、現在、水さらしにして、あくを出しています。



紙漉きの作業が今からとても楽しみですが、それまでの工程が大変です。
次は、乾燥させて、細かく切り刻む作業があります。これが一番苦痛で、はさみを握る手にマメができそうになります。
切り刻めたら、1日がかりで、さらにゆでる作業があります。
それがおわると、いよいよ紙漉きの作業に入ります。


は~、紙漉きの作業までにはまだまだ時間がかかりそうです。
けど、「紙をつくる」ためにがんばります。
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by deity_river | 2011-02-03 21:02 | しごと | Comments(4)

父は背中で語る?

 昨日、私が仕事に行っている間に、ウチで食べる分の田んぼの方の稲刈りが終わりました。
この田んぼは、父のこだわりで、毎年、バインダーで刈っています。
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(わが家の田んぼ)

 今日の私のお手伝いは、出荷用のコンバインで刈っていただく分のすまっこ刈りでした。陽が高くなって、暑くならないうちに刈ろうといい、父と二人で刈っていましたが、朝のうちの方が暑くて暑くてなかなか作業が進みませんでした・・・。
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(なんとか完了した、すま刈り)

なんとか、休みつつも「すま刈り」を終えて、次は、コンバインで刈ったほうの落ち穂拾いをしました。
落ち穂拾いといっても、大量に塊で落ちていて、見るだけでうんざり・・・・。
「もうあかん。もうちょっときれいに刈っといてよっ!」と、父に文句言っていましたが、父は一人、何も言わずに作業中。
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父の文句一つ言わずにもくもくと落ち穂拾いしている姿に感動して、自分も文句言わずに頑張りました。

大量にある落ち穂のことを考えると頭が痛くなるので、頭の中では他のことを考えていました。
祖父から聞いた人生で一番しんどかった「大雪の大晦日の日に高路から上生野まで、布団と山の道具を背負って帰った話」や「雪の日に木を切り出すのがめちゃくちゃしんどかった話」や、親戚のおいさんが「まだ白口峠が整備されていない頃、毎日その道を歩いて石風呂から生野高校へ通った話」、祖母から聞いた「父がバイクで生野高校から帰る途中、大雪になって、祖父母が雪の中を探しにいった話」とか、祖母が「戦争中、勉強はあまりさせてもらわずに学校で田畑の作業させられた話」・・・。
そんな家族や親戚たちの苦労した昔話を頭の中で回想しながら『これぽっちの暑さの中でのこんなちょっとだけの田んぼの作業で、しんどいとかゆうてたらみんな笑うてもてや!!なに文句ゆうてるねん、ウチは!』と自分をふるいたたせながら頑張りました。
作業が終えた時、ふと、しんちゃんの「井上、足立マキはみんな自分にシビアやな。」の一言がふとよみがえりました(確かに、みんなそれぞれに苦労しているので、自分自身に厳しい方ばかりです。私だけがあまちゃん?)
けど、私はこんなにつらい落ち穂拾いは初めてです・・・。
去年はもっとじゅるい田んぼやったのですが、もうちょっときれいに刈られていたのになぁ。
とにかく何とか自分の目標にしていたところの作業が終わって、さー帰ろう、としていた矢先・・・、





私は見つけてしまいした。
大量に落ちている穂を。(落ちているというか、束ねそびれて散乱?)

私が、「どうしよう、ウチはもう束ねる元気ないわ・・・」と父にいうと、父は「もうえっか。みーひんかったことにしよか。」という、あきらめの言葉を口にしました!
どうやら、実は父も相当疲れていたから、無口やったみたいです。

私は、もう、帰りたい気持ちになっていたので、父を残して先に帰りました。
ごめん、お父さん。私は自分に甘すぎです。

頑張って刈った稲、太陽の光をあびて、もっとおいしくなってくれることを願うばかりです。
次は、脱穀か・・・・。
脱穀の作業自体は早いのですが、「稲木」を片付ける作業が一番精神的にも体力的にもつらいです。
また、みんなの苦労話を思い出しながらがんばろう。

お疲れ様、お父さん。
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by deity_river | 2010-09-12 18:21 | しごと | Comments(8)

 今日は、茶摘みをしました。
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いつもなら、暑いぐらいの時期なのに、今週は特に寒いです。
今日は早春に戻ったのかと思うぐらい厚着なのに、鼻水を出しながらの茶摘みでした。
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今年の春は低温の日が続いたので、いつもよりお茶の新芽が出るのが遅かったように思います。

 うちの茶畑は、大きく分けて2つあります。一つは家の下のグロ(石垣)、もう一つは鍛冶屋の上の畑のグロにあります。鍛冶屋の方のは山の裾にあるので、まだもうちょっと芽が伸びていないということで、家の周りにある茶畑から茶摘みをしていきました。
 うちの茶畑は(というより、越知谷のどこの家でもそうですが)、畑や、田んぼのグロの隙間を利用して植えてあります。小さな谷にある場所を効率よく使うためだと思いますが、さがいところやはしごを使わなければならないような場所にも茶の木が植えてあったりして、滑らないように気をつけるのに神経を費やして、結構疲れました・・・。そのうえ、天候が悪く、寒いので、体力がどんどんうばれれていきました。
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(家のすぐ下のグロにある茶畑)


けど、茶摘みの作業自体はとっても楽しかったです。
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(今日の私。作畑のお友達・Kanさんに、今日はなんだか生き生きしているねーって言われました。やって、私の楽しみにしていた茶摘みやもんね~。服装はいつもの山歩きの姿に、お気に入りのおばちゃんみたいな帽子とおばあちゃんお手製の手甲半をつけています。)

こちらは、祖父母の茶摘み。
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特に、祖母は、両手で摘むというワザを持っているので。めちゃくちゃ摘むのが早かったです。


茶摘みをしながら、祖母と「何が幸せか?」というお話をしました。これは内容をあまり覚えていないです・・・。

祖父からは「作畑の山仕事のお話」を聞きました。祖父は、いろんなところの山へ仕事に行っていたのですが、今回は、黒川地域の「めはた(梅ヶ畑)」の山小屋で生活しながら高路で仕事をしていた時のお話と、M製材所の仕事で青草山に仕事にいっていた頃のお話を聞きました。
高路で木馬引きをしているときに、木馬の前を鹿が通ろうとしていて、みんなで捕まえた後、木馬にのせて、麓まで持って降りて、「めはた」の山小屋に担いで持って帰って、みんなで鹿肉を食べたそうです。
そして、青草山では、昼ご飯のお茶を沸かすために、川渕に薪をとりに行った祖父が、川で足を怪我している猪をみつけたそうです。それを、みんなで捕まえて、作畑にもって帰り、食べたという話です。なぜ、こんな話を祖父がしたのかというと、私が山歩きをしているけど、夏にも猟師がいるから気をつけなさいということからです。


 今日は寒い中、おじいちゃんおばあちゃん、茶摘みお疲れ様でした。
頑張ってお茶を摘んで摘んでしてもなかなか収穫した茶葉の量が増えないので、かなしい気持ちになりました。なんとかむしろ一枚にてんこ盛り摘めました。
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けど、これを、火で炒って、揉んで、乾燥させたら、すごい量が減るから、茶摘みって、ホンマにしんどい作業やなぁと思いました。けど、お茶を飲むのは一瞬だけですが・・・。今度から、お茶を飲む時に、今日の苦労をしみじみ思いだそうと思います。

田植えが終わって、茶摘が終わったら、やれやれやね。
おねがいやから、おじいちゃんおばあちゃん、かぜひかないでね・・・。



茶摘み途中に見つけたカタツムリ。
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と、ステキな柿の木。
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by deity_river | 2010-05-27 22:15 | しごと | Comments(2)

初めてのたけのこ掘り

 祖母と堂山にある竹林にいき、一緒にたけのこ掘りをしました。
ホッパを手にして、ふと気がつきました。

「私って、たけのこ掘りしたことがない・・・??」

今日は、初めてのたけのこ掘り体験でした。

今まで、採ってきたたけのこをぬかでゆがく作業ばっかりやったなぁと思いました。

家の竹林。
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(この谷を登ると石風呂へいけるそうです。探検したい~。)

私が狙うのはこのたけのこ。
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たけのこの周りの土をホッパでどけると・・・



姿を現したので、途中をホッパで折りました。
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家に持って帰り、皮をむきました。
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祖母には「がよう皮むいて。ともがむいたんは皮が残っとーで。こねーしてむくんや。」と怒られました。


全部むいたら、皮の残骸で土間がえらいさんこになりました・・・。
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そして、皮をむいたたけのこはぬかをいれた釜で茹でて下ごしらえ。
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今日の夕食はもちろん「たけのこ」です。
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by deity_river | 2010-05-20 17:28 | しごと | Comments(2)

地元の暮らしの様子や日々思ったことを更新中。なくしたくないものがたくさんあるから。