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重箱石

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作畑地区を南から入って、少しすると、右手に作畑地区の神社大歳神社が見えてきます。その神社のほんの少し手前に『重箱石』と呼ばれる石があります。ちょうどそこだけ四角い石が縦に3つ並んでいて、まさに重箱そのものです。
私はつい最近までそういうものがあることに気が付いていなかったのですが、(神社が見えてくるこやっと作畑にやってきたーという気持ちでが大きいから存在に気が付きませんでした。その重箱石は昔からこの石に「人に知られたくないこと」を封印するのに信仰されてきました。
# by deity_river | 2007-09-21 00:13 | いいつたえ

不動の滝

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 越知谷地域の最北端に「新田」という地区があります。そこに不動の滝があります。
不動の滝は「水ヶ野滝(雄滝)」と「千檀の滝(雌滝)」とあわせた総称です。私はまだ下の千檀の滝までしか行ったことはありませんが、サイクリングロードから鹿よけの柵のゲートを越えて、山を登っていくと急に、山の雰囲気が変わっていきます。というのも、周りのほとんどの山の木は植林されて杉の木ばかりの中で、ここの場所はまた浅木の木(広葉樹)が残っているので、なんだかとっても落ち着きます。
 
  癒されたい方はぜひどうぞ!
# by deity_river | 2007-09-18 21:47 | しぜん

失われゆく風景

 
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これは、私の家の田んぼの様子です。
私の住んでいる地域は、田んぼがたくさんあるのに、ほとんどの家はコンバインで稲を刈って、農協さんで取れたお米を強制的に乾燥させているので、わざわざ「いなき」にたてて、稲を乾燥する必要はありません。実際、町内でもいなきを立てている田んぼはほとんどありません。稲を刈って(刈ったのは機械ですが)その稲を藁で束ねてし、2週間かけてゆっくり干すお米はやっぱりおいしいです。

 このあたりでは、稲刈りした稲を干す竿を「いなき」と呼んでいますが、地域によっては「いなばた」「いなかけ」「はざかけ」など言うそうです。このあたりでは、いなきは1段干しですが、所によっては5段7段と非常に高いものもあるそう。そんなところはいなき(いなきというのか分かりませんが・・・)の上に人が乗って、下の人が束にした稲をほうりあげて干していくそうです。また雨の多いところその上に屋根をつけるところもあるそうです。
 父いわく、雨の少ないところは「いなき」が一段。雨の多いところほど、段が増えて高くなるそうです。(私の師匠Kさんは風の強いところは段が低く、風の弱いところほど段が高くなるといっていましたが・・・)いづれにしても、農作業の機械化が進んだ中で、こういう農村の風景が失われていったことはとても悲しいです。しかし、兼業農家の家がほとんどなので、時間をかけてえらい目までして、いなきを立てるのはむずかしいのですね・・・。
# by deity_river | 2007-09-18 21:16 | ぎょうじ

鉱山跡

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 山一つはさんで隣の町『生野町(現・朝来市)』はかつて銀がとれることでその名を全国にはせていました。その生野銀山の歴史は平安時代に遡ります。今では観光の名所になり、町おこしをしていますが、つい最近まで銀山は稼働していました。(この前、銀山に行ってきたのですがその辺に結構銀らしきものや鉱石含んだ石落ちてました。生野銀山についてはまた改めて詳しく書きます)
 生野銀山の坑道は山一つ挟んだ越知谷地域までのびていたそうです。どうやらこの辺りの山一体は鉱物を含んだところみたいです。
1800年ごろには越知谷の福畑でも鉱山開発されてたようで、偶然その跡を見つけてしまいました。昔はここでは黄銅がとれてたそう。しかし、これ以上開発すると、悪い成分を含んだ水が川に流入し、田畑が危なくなると農民は反対して、廃坑になったそうです。

ぽつんと山奥にある鉱山跡気になるけど、怖い…。
# by deity_river | 2007-09-06 23:29 | しぜん

お盆-迎え餅

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遅くなりましたが、お盆についてもう少し触れたいと思います。

『迎え火』を灯す前にお仏壇に七つの野菜をお供えします。トマト、とうもろこし、まくわうり、きゅうりさつまいも、なす、あと一つ忘れました。なすはこれにご先祖様が乗って帰られるということで、ヘタを頭にして「おがら」四本足に見立ててさし、しっぽにとうもろこしのひげをつけて馬にします。また、『迎え団子』といって、団子粉を練って丸め、きな粉をまぶしたものをお供えします。飾る切り花にも『おがら』を立てます。
おがらというのは「お」という植物を乾燥させたもので、昔は山裾にいけばたくさんとれたそうですが、いまはでとれなくなってしまったそうです。
# by deity_river | 2007-08-25 23:56 | ぎょうじ

地元の暮らしの様子や日々思ったことを更新中。なくしたくないものがたくさんあるから。

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