2011年 04月 10日
意外と近い範囲をぐるっと一周していた旅。
この日のメンバーは、やまあそさん、PSWさん、YS11さんです。
PSWさんからは子どもの参加が増えるかも・・と聞いていたので、楽しみにしていましたが、フタをあけてみれば大人だけの参加となりました。
今回のルートの目的は、二等三角点めぐりをされているYS11さんのために法道寺山にある「上生野(こうじくの)」を見ることと、地元民であるPSWさんが分水嶺を歩いて地元の山を知ることです。
去年の春に歩いた岩屋観音~行者岳のコースと一昨年の冬に歩いた法道谷~もっつい山~直谷の間を歩くようなかんじなりました。
そして、ちょっとはじめにしょうもない報告ですが、私の山歩きのトレードマーク?だったオレンジ色の「作新スポーツクラブ21 ウォーキング部」の上着は、3月20日の加古川・加西陰陽師ツアー途中に、前のジッパーが壊れて修復不可能になってしまったので、今回からの山歩きの上着はモンベルのうぐいす色になりました。(もしかして、ドーマン・セイメイの呪術か・・・??)
これからは、しばらくこれで歩きますので、これに、オレンジ色のザックをしている人を山で見かけられたら、それは私である可能性が高いです。見かけられたら、声かけてくださいね。
はじめに、鷲原寺の駐車場に集合しました。
やまあそさんからは9時~9時半ぐらいに、適当にと聞いていました。今日は遠くからYSさんがこられるし、もしかして、みなさんは集合時間よりはやめにこられるのかなぁと思いつつ、9時に行ったら、やまあそさんしかおられませんでした。
やまあそさんとお話しているうちに、YSさんが到着。
そして、時間ぎりぎりになって、一番近いPSWさんが到着。
集合時間になって、これ以上メンバーが集まらなさそうなので、さっそく出発です。
駐車場から歩いていくと、岩屋観音のへの参道が左手にあります。
しかし、今回も、そこへは行かずにまっすぐ正面にある谷へ向かいました。
左手には沢があります。
しばらく歩くと長い階段がありました。
それが終わると、今度は、朽ちかけぬるぬるの丸太の橋が・・・・。
気持ちの良い沢沿いの古い道を歩きます。
沢の向かいにはハイキングコースの壊れた手すり。
不動の滝に到着。
あらためて、見てみると、かなりある高低差。
今度は滝を背にして、細い道を歩いていきます。
去年、行者岳を行った時は、ここから左手に登りました。
良い道をあるいていると、法道寺山の山頂が見てきました。
YSさんはとても嬉しそうです。
ちょっと道を脱線して、沢の水が湧き出ているところも見ました。
明確な道を歩き続けていると、突如、ミツマタのヤブに入りました。そこから急に道がなくなりました。
途中から、今度は法道寺山に向かって、高度をあげないといけないということで、尾根をはいつくばっての登りました。
でも、PSWさんは、ずっと息子を連れてきたかったっとぼやかれています。
こんなところ、子どもが歩けますかいな。私がやっとこさやのに・・・。
そこから、やまあそさんがよい道を見つけてくださって、法道寺山に繋がる尾根へとなんなく歩くことができました。
そして、尾根をつたって、
山頂について、いきなり、PSWさんが、ザックの中をごぞごそされました。
何をしているのかとおもいきや、怪しげな鐘・・・。
シンギングボールです。
PSWさん曰く、法道仙人と関係のある法道寺山で、法道仙人が供物を得るために飛ばしていた空鉢に見立てたシンギングボールを演奏したかったとのこと。
一緒に持ってこられていた、チベッタンベルを私が持ち、二人で怪しい音色を法道寺山の頂上から発生させました。
ごはんを食べた後は、やまあそさんと私で、まじめにサプライズコンサートです。
登る前に、やまあそさんに「今日、子どもがこーへんかったら、音楽はなしで」といわれましたが、「やりたいです!」のわたしの強い言葉で、演奏することになりました。
アルトリコーダーがヘタすぎて、聞くに聞けない、ハモるにハモれないわたしのために、やまあそさんはアンデス25Fをリュックにいれて、担ぐはめに・・・・。
やまあそさんが、ソプラノリコーダーで、私がアンデス25Fです。
おかげさまで、いい演奏ができました。
でも、3日前に、音あわせをした割に、わたし、まちがえすぎ・・・。
山頂でよく遊んだ後は、次の目的地へ行かねばなりません。
でも、その前に、山頂から北へ行って、山々が見えるところへ行きました。
山を観察して、法道寺山頂にもどる途中に、PSWさんの足元をみると、あれれ?
あやしい鈴が・・・。
戻って、次は分水嶺を目指します。
法道寺山からちょっと下がったところから左(東)を見ると、銀山湖の水面が見えました!
ということは、法道谷や行者穴はここから近いのですね。
そして、分水嶺へ。
途中に、タムシバがきれいに咲いています。
分水嶺を歩いていると、左手に高畑山やたきわら(竹原野)が見えてきました。
PSWさんは、ホームグランドが見えるので、かなり興奮気味。
前方には「むすび山」が見えています。
右手は、岩屋観音の岩や最近できた岩屋観音への林道が見えています。
わたしたちの車も見えています。
尾根を歩いていると、内山寺からの道とぶつかって、そこには「ゆびさし石」があります。
前に、奥銀谷自治協の方と内山寺から歩いてきた時は、このゆびさし石から東のサデ谷へ下りてきました。
今回は私がまだ未踏の内山寺~鷲原寺の間に点在している四国八十八箇所めぐりの石仏の道です。
やまあそさんいわく、元々観音道があったところに、後で、八十八箇所をおかれてのかなぁ?とのこと。
楽しみやなぁと石仏の道に入ったとたんに、今日で最後の難関の細い道です。
足元がふらふらするし、斜度があって、前に進めなくて固まっていたところ、それに気がついてくださったYSさんに助けていただきました。(はやく、この難所も整備してほしいなぁ・・・・。おねがいします。Nさん!)
石仏の道は右手の雑木林に続いていますが、せっかくなので「むすび山」にも寄りました。
ここは、かつて、たきわら(竹原野)の焼山であり、草刈場だったそうです。(千ヶ峰と一緒ですね)
その山頂で、記念写真。
むすび山からは、法道寺山が良く見えました。一番高いピークです。
(やまあそさんは、法道寺山の左側に見える、めちゃくちゃ急な斜面マウンテンバイクを担ぎながら登られたことがあるそうです。見るからに山登りというより、壁よじ登りです)
Uターンして、石仏の道を進みます。
雑木林のとても気持ちがいい風景の中に点在する石仏たちを起こしながら見ていきました。
なぜか、すぐにこける石仏さまたちみたいです。
そして、急に杉林へ。
沢沿いに道があり、石仏は続きます。
沢を下りている途中に、わたしはイバラにつかまる・・・。
そして、無事に山から下りてきました。
最後は、生野の某所で、ある子どものために、ピタゴラスイッチを演奏しました。
そちらのお庭で。
確か、去年、岩屋観音~行者岳に行った帰りに、やまあそさんと、PSWさんと一緒に段ヶ峰の登山口まで行きました。
そのときに、「いつか音楽会ができたらいいね」という話をしていたのですが、1年後になって、ようやく実行?できました。
楽しい時間を今日もありがとうございました。
いよいよ、ミネラルキングダム(PSWさん命名)の活動開始ですね。
もうそろそろ、このあたりでは、山ビルが出ているそうです。
この日は献血しませんでしたが、これから山に行かれる方は、気をつけてくださいね。
by deity_river
| 2011-04-10 22:45
| ふうけい