2007年 08月 15日
お盆
『迎え火』というのは盆にご先祖様が家にかえられる際の目印にするためにたくそうです。家の仏壇につながる庭の角に、おがらと杉の葉をワラで束ねたものを竹に挿して火を点けました。それに火を焚くことでご先祖様は迷わず墓から家に帰ってきます。
祖母から少し聞いたのですが、父が幼い頃は『迎え火』を焚くことはもちろんしていたのですが、わざわざ墓へ行き、おんぶするかっこうで家にまで帰ってきたそうです。これはご先祖様を墓から家へおんぶして連れて帰るということらしいです。
翌日の15日はお供え物を川に流して、その後、お寺へ参ります。その際、今はお金を渡すそうですが、祖母は昔の様式に従って「うちまき」とよばれる生米に賽の目にきった茄子を混ぜたものももって行きました。神様の行事は「生米のみ」。仏様の行事は「生米と茄子」だそうです。
by deity_river
| 2007-08-15 23:39
| ぎょうじ