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カヤ

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このまえ、木の実をさがしていたら、祖母から「作畑の神社と重箱石の間にカヤの実が落ちているよ」ときたので、見に行ってきました。

カヤとは「雌雄異株で、幹は直立し樹高は20m、周囲は3mほどに、樹冠は幅の広い円錐形になる。成長は極めて遅いが寿命は長い。耐陰性が強く樹林内部であまり日の当たらないところでも育つことができる。
花期は4−5月頃。雄花は長さ1cmほどの楕円形で、前年に出た葉の付け根につく。雌花は新枝の基部の葉の付け根に2個つくが結実するのは通常そのうち1個のみである。種子は緑色の厚い仮種皮に包まれている。花の咲いた翌年の秋に紫褐色に熟する。」

 ある本ではカヤは境内木として、 いろんな神社にうえてあるそうです。作畑でもやはりそうだした。作畑のひとつ南の地区の神社の中にもカヤの木があるそうです。


 カヤの実(写真は上)はたくさん道端に落ちています。カヤの実は緑色の皮の中にピーナッツのような堅い実がはいっています。祖母の話ではよく乾燥させて炒ってたべれるそうです。また、その実はお正月に神棚にまつる「お包み」にもかつては入れていたそうです。

お包みとは:半紙にお餅、串柿、白コンブ、かち栗(ほし栗)などをつつんだもので、神だなや、お仏壇にお供えするもの。かやを入れていたのも、縄文時代の人の主食が堅実類といった山の植物の実などであったかららかではないのだろうかというお話もある。

    参考:足立誠太郎『ふるさとの民話史話 総合版』2004
by deity_river | 2007-09-30 08:30 | しぜん

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